【優先順位がつけられないんです・・。】
こんにちは。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
こころを最適化するお手伝いをしている寺石義和です。
今朝のこころのお天気は如何でしたか?
連休が終わって2日目となりましたが、
いつもの調子は戻ってきましたか?
今朝は紀尾井町のモーニングセミナーに参加するために
一番電車でホテルニューオータニに行ってきました。
何をするにしても
覚悟を決めることの大切さと目標を高く持つことの大切さを
お話しして下さいました。
———————
それでは、今日のメッセージ、
【優先順位がつけられないんです・・。】
先日の個人セッションで、
『優先順位をつけられないんです』と
仰る方が見えて、個人セッションを行いました。
受けられた方からは、個人情報が解らない程度でしたら
掲載していただいても構いませんということでしたので、
クライアントさんのご意向を尊重して、
お伝えできる範囲でお伝えしますね。
こんな感じです。
——ここから——
Y:私 C:クライアントさん
C: 『優先順位をつけられないんです。』
Y: 『なるほど、そうなんですね?
いくつか質問してもいいですか?』
C: 『はい。』
Y: 『どんな時に決められないか具体的な内容とかはありますか?』
C: 『いえ、今までは内容に関係なく、決めようとするといつも決められなくて・・。』
Y: 『なるほど、そうなんですね? 決めようとする時、どのようにしているのか?
再現してもらってもよろしいですか?』
C: 『はい。』
Y: 『最近、決められなかったことってありましたか・・?』
C: 『はい、つい1ヶ月ほど前に・・。』
Y: 『どんなことで優先順位を決めようとされていたんですか?』
C: 『○○について、やらなければいけないと思って、決めようとしていました。』
Y: 『なるほど。では、その時の自分に身を置いてみて下さい。』
C: 『・・・はい。置きました。』
Y: 『○○さんは、どこにいますか?』
C: 『はい、自分の部屋です。』
Y: 『何か目に見えるものとかありますか?
或いは、何か感じるものはありますか? 匂いや気温とか風とか・・。』
C: 『テーブルが目の前にあって、
そこに紙があってペンで書こうとしていました・・。』
『何か、喉から胸の辺りが窮屈で・・。』
Y: 『なるほど、喉から胸の辺りが窮屈なんですね?
その感覚と繋がっててもらって良いですか?』
C: 『はい。』
Y: 『その窮屈な感じてってどんな感じですか?
キューーーッって絞めつけられる感じとか、ジワジワするような感じとか・・。』
C: 『ギュ~~ッっと絞めつけられる感じです・・。』
Y: 『なるほど、その感じをよ~~く感じて下さいね。』
・
・
(中略)
・
・
Y: 『その感覚はいつ頃から感じるようになりましたか・・?』
C: 『小学生の頃かな・・? 1年生か2年生の頃かな・・?』
Y: 『その頃の○○ちゃんに半分身を置いてみて。』
C: 『はい』
Y: 『その頃、何がありましたか?』
C: 『僕が○○をしようとしたら、お母さんにものすごく怒られて・・・。』
・
・
(中略)
・
・
Y: 『その時に感じた胸から喉の辺りの感覚は同じ感じですか?』
C: 『はい、同じ感じで、ギュ~~~ッと絞めつけられた感じです。』
・
・
(後略)
——ここまで——
この方は、幼い頃に自分の好きなこと、思うがままのことをしていて、
新たに他のことをしようとしたら、
突然、お母さんにものすごく怒られてしまいました。
(詳細はお伝えできず申し訳ありませんが・・。)
その時に味わった感覚が胸から喉にかけて残っていて、
何か自分で優先順位を決めようとするとその感覚がよみがえってきていました。
ですから、この部分を癒して、
開放したら、自分で優先順位を決めようとした時に感じていた
窮屈な感じが解消されました。
『自分の好きなようにするとお母さんに怒られてしまうから、
自分の好きなようにやってはいけない。』という思い込みがありました。
『自由に行動してはいけない。』という思い込みです。
必ずしも、優先順位を決めようとしてこの思い込みがあるとは限りません。
人によってその思い込みは異なります。
大切なのは、そのようになってしまったのには、原因があります。
原因を探すのに、理由探しも必要な時もありますが、
感覚や感情が大切です。
ですから、その時にどんな感覚や感情だったのか?を見ていきます。
そこから、その人にあった方法で解放、改善して行きます。
同じように、優先順位を決めようとして、
窮屈な感じがするという方で、こんな方もいらっしゃいました。
『1つのことを優先的に決めてしまうと、他がかわいそう。
そんな私はとても申し訳ない気持ちになる。』という罪悪感を
思い込まれた方もいらっしゃいました。
ですから、1人1人、症状や主訴を訴えてきて、同じような感じだったとしても
その人によって成り立っているプロセスが異なります。
そこを丁寧に観て行くことが大切です。
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—-『こころの最適化』とは—-
私の言う『こころの最適化』とは、
あなたが持っていないものを
新たに手にして改善して行くというのではなく、
本来、持っているものを引き出すことです。
ちょうど
引き出しの奥にしまい込んでいた大切なものが
目に見えなくなってわからなくなってしまった状態から、
しまった場所を思い出してもらって、また目に届くところに置いてもらい、
いつでも使えるようにするイメージです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
この後もこころの最適化を図って素敵なお時間となりますように。
こころを最適化する心理セラピー 寺石義和