『存在してはいけない』
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* 引っ越しシーズンという訳ではありませんが、
少しずつですが、ブログもお引越しをしています。
【存在してはいけない】
「存在してはいけない」・・・これは、文字通り
「存在してはいけない」 ということですから、生命、命に関する悩みです。
似たようなもので、『自分には価値がない』という思い込みもありますが、
そこに自分の存在や生命の存在価値が加わってきます。
ですから、生死にかかわってきます。
◆ どんな症状、主訴なのか?
自殺や他殺(自傷や他傷)、「私なんていない方が・・・」
「もう、どこかに消えてしまいたい・・」
といったようなことを考えたことがある方は程度は別として
「存在してはいけない」を持っています。
うつ病の経験者は「存在してはいけない」という思いを持っています。
中には、
こころの中で感じている「存在してはいけない」という感覚に反抗して、
「みんな見てくれ。これが俺の生き方だ!」と言うように周囲の人や
世の中に対して自分の存在や生き様を見せつけてやろうと
反抗的な生き方をする方もいます。
まとめると、
・ 「死にたい」 と思ってしまう
・ 自分が死ぬ空想をしてしまう
・ 自殺未遂
・ どこかに消えていなくなってしまいたいと思うことがある
・ 人を殺したくなる・・(「みんな死ねばいいのに・・・」) という風に
自分以外に向く
・ 人の死を期待する
・ 事故や大きなけがを何度も繰り返す
・ 「自分の存在には価値がない」「自分なんていない方がいい」と思う
・ うつ、抑うつ状態
・ 摂食障害
・ 見捨てられ不安 (パーソナリティ障害)
・ ワーカホリック
・ リストカット
・ 依存症 ( アルコール、薬物、ギャンブル等)
・ ヘビースモーカー
というような症状で悩んでいる方が多いです。
◆ では、このような症状、主訴はどうやって刷り込まれたのでしょうか・・・?
よく映画やテレビドラマでも出てくるセリフだったりしますが、
「お前はいらない子だ」
「お前がお腹にいなければお母さんはお父さんなんかと結婚しなかったし、
もっと幸せになれたのに・・・。」と言うように直接言われてしまったり、
自分が生まれた時に
「生まれてきた瞬間に自分の誕生を喜ばない両親の表情や態度を感じた」
「赤ん坊の時に手荒く抱っこされた」
「食事の時に両親から怖い顔や嫌そうな顔をされた」
「身体的な虐待をされた」といったように、
非言語的に伝えられる、或いはそう感じ取ってしまった場合とがあります。
また、
「親の自殺」や
「親の投げやりな生き方を見て育った」などがきっかけとなって、
『自分がいなければこうはならなかったんだ・・。』と
子どものこころに「存在してはいけない」が刷り込まれる場合もあります。
或いは、学校等でのいじめが原因となる場合もあります。
まとめると、
・ 親から 「私が不幸なのはお前のせいだ」
「お前がいなければもっと生活が楽になる」 等と言われた
・ 親から 「お前はいらない子だ」 と言われた
・ 親が自分以外の兄弟、姉妹ばかりを可愛がった
・ 親の無視、無関心 (ネグレクト)
・ 性的、肉体的、言葉による虐待
・ いじめを受けた
・ DV を受けた
・ 投げやりな生き方をする親を見て育った
・ 親の自殺
こうした体験がきっかけとなった可能性が考えられます。
ただし、これらはみなさん何らかの形で言われることはあると思います。
これらは程度の問題です。
もちろん、悩みも軽くなります。
それは、心理療法などを受けられるのが早道でもあります。
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