• 【 嫁さんの心のフタが外れて(旦那目線シリーズ)・・その3 】

     

    いつも読んでいただいてありがとうございます。 

    心技体を整えて本来の自分を取り戻す 

    サムライセラピー寺石義和です。

     

     

    ここ最近、嫁さんが私と出会った当初、 

    実は自殺未遂をしたというエピソードから 

    私に事後報告したあたりの内容や思い、感情といった 

    こころの動きをシリーズで投稿しています。 

     

    投稿を読まれてメッセージをいただいたり、

    お会いした方々から、 

    『旦那さんはその時はどうだったの? すごく興味深い!』という声が

    いろいろと届くようになりました。

    当時の様子を私も同じ出来事を私目線で、シリーズでお届けしています。 

     

    今回はその第3弾。 

     

     

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    それでは、今日のメッセージ 

     

    【 嫁さんの心のフタが外れて

        (旦那目線シリーズ)・・その3 】

     

     

    嫁さんが第2弾として下記のような投稿をしていました。 

     

    —–ここから—– 


    「もう頑張れない!!!」私の心のフタがはずれて、 

    心と体が解放されて、うつ病が溶解した日 

    ~ちょっぴり恥ずかしエピソード~その3 
      

    空港のラウンジで詰問と説教を受けて、

    すっかり心を閉じてしまった私。
      
    ただし、コレは、その当時の私の心理状態がよろしくなかったので、 

    そういう解釈になったのであって、 

    実際の彼は、そんなつもりはなかったと思います。 

    何を聞かれても無言になってしまった私に、 

    半ばあきらめて、再び車に乗って家に向かいました。 
      
    もう夜も遅くなっていたし。 
      

    帰りの車の中では、無表情になってしまった私に、 

    彼なりに私を励まそうと思って、ずっと話し続ける言葉 
      
    それらの言葉は、私の心には届きませんでした。 
      

    なんていうか、心が死んでしまったような、 

    動かなくなってしまったような、そんな感覚。 
      
    そんな時、彼が発した一言が、 

    動かなくなってしまった私の心に刺激を与えました。 
      

    その言葉は・・・ 

    「なんでそんなことしたんだよ。 

    これまで頑張ってきたんでしょ? あともう少し頑張れ!」 

      
      
    ・・・・・その言葉を聞いたとき、 

    私の中で何かがパキっと音をたてて壊れました。 
      

    ゆか「・・・・もう・・・がんばれない・・」 
      
    よしかず「え? なに? 聞こえないよ。なんて言ったの?」 

       
    ゆ「もうがんばれない! ずーっとずーっと頑張ってきたけど、もうムリ!! もうダメ!!!」 
       
    ゆ「もう・・・頑張れない!!!!!」 
      

    それまで無言で固まっていた私は、 

    彼の「頑張れ!」という一言がトリガーとなって、ブチ切れてしまいました。 
      

    それまで、頑張って、頑張って、歯を食いしばって一人で戦ってきたけれど。 
      
    木曜日の朝、自殺を思いとどまってから、 

    もう一度だけ死んだつもりになって頑張ろうと思ったけれど。 
      
    心の深いところでは、悲鳴をあげていたんだと思います。 
      

      

    心理学的には、うつ病や心を病んだ人に「頑張れ!」は禁句なのだけど、 

    その時は、頑張り屋の私の中でずっと抑圧され続けた思いを、 

    彼の一言が見事に掘り起こす結果になったんですねー。 
      

    いちど心の内を口にしてしまったら、 

    後から後から感情が溢れ出してきて、半分叫びながら、 

    無表情だった私の目から涙がどーっと溢れ出しました。 
      

    ゆ「もうヤダ! がんばりたくない!!  

    いやだいやだいやだ! うわぁぁーーん!!!」 

      
    堰を切ったように、 

    心の声が口からとまらなくなりました。

     

         

    ——-ここまで——–

     

    ここから私目線(旦那目線)となります。


    旦那目線シリーズ第3弾!

    これまでのシリーズを改めて読んでみたいと思ったら。

    第1弾はこちらから。 

    第2弾はこちらから。 

     

    空港での話は何を話したか?

    具体的な内容は覚えていませんが、

    振り返ってみると、自分のこころにあったのは、

    不安な心境からくる、ある意味恐れのようなものでした。

    そういう根源からの

    『自分は正しい、相手は間違い』がベースだったので、

    『自分が正しいことを証明しなければ、自分の価値がない!』という

    反抗的決断によるものだったかもしれません。

     

    それと同時に、

    『何とか彼女に立ち直って欲しい!』

    『ゆかちゃんなら、できる!』

    という入り混じった思いでした。

    そこから言葉に発した内容を彼女は『説教』と取ったのでしょうね?

    お互いに精神的には健全な状態ではなかったことは確かです。

     

    ですから、ギクシャクもしていました。

    『どのタイミングで話したら良いか?』

    『どういう内容を話せば良いのか?』

    『かといって、話題を変えるに変えられず・・・。』

    空港から気まずい雰囲気の中、帰路に向かっていました。

     

    彼女の中では、もういっぱいいっぱいで、

    こころを閉ざす以外に手はなかったんだろうと思います。

    本当に悪循環でした。

     

    こういう時の心理状況で

    自分の器の大きさがわかってきますね。

    波風が立っている時にどういう対応ができるのか?

    そこがその人の懐の深さなんだと思います。

    私にはそれが全然なかったなぁ・・。

     

    だから、彼女自身は無意識に自分の心身を守るために

    こころを閉ざし、身体も硬直して動かなくなっていったんだと思います。

    そこに、私がこれまで頑張ってきた彼女も認めながら、

    つい、禁句の言葉を言ってしまったんです。

     

    特に、

    この時のような症状の人、うつの人などには言ってはいけない言葉!

    それが

    『頑張れ!』

    でした。

    この言葉を彼女が聞いた瞬間、

    ボソッと何かをつぶやきました・・・。

    それが

    『・・・もう、・・がんばれない・・・』

    私はそれが聞き取れず、

    何て言ったんか尋ねました。

    そしたら、

    『もうがんばれない! ずーっとずーっと頑張ってきたけど、

    もうムリ!! もうダメ!!!』

    『もう・・・頑張れない!!!!!』

    と、

    ここぞという時のバカでかい声で怒鳴り始めました。

    まさに、何か緊張していたものがブチ切れて発した瞬間でした。

    『あぁ、キレるってこういう状況なんだ!?』という思いもありつつ、

    圧倒されていました。

     

    こころの悲鳴が表に出た瞬間だったんですね?

    まさに火山が地下でガスやマグマが溜まっていて

    噴火したのと同じような感じでした。

    そしたら、次から次へと出るわ出るわ!

    溜まっていたものが思いっきり!!

     

     

    良い見方をすれば、

    こころと身体が分離(許容範囲での乖離)していたものが

    この時に一致して爆発したという感じでしょうか?

     

    心技体が一致したと言っても良いのかもしれません。

     

    私はこの時は、もう何も言えませんでしたし、

    言うつもりもありませんでした。

    私の方もこの状況では言っても無駄だな!って

    圧倒されながらも、別の冷静な自分が言っていました。

    その後に、彼女に異変が起きます・・。

    それは・・。

     

    この続きは、また・・。

     

    To Be Continued・・・.

     


     

    私が合気道や新陰流の稽古をしていますが、

    いわゆる武道の稽古で相手がいる場合、

    まず意識するのが間合いです。

    間合いって、簡単に言ってしまえば

    目に見える人との距離ですが、

    それはこころの上でもありますね。

     

    思い出して欲しいのですが、

    あなたも人と初対面の経験ってありませんか?

    その時はどんな心理状況でしたか?

    最初から馴れ馴れしく近寄っては行かず、

    最初は挨拶をして敬語で話したり、

    かしこまった状況になっていませんか?

    それが普通です。

    それが、会う回数を重ねて親しくなっていくと

    徐々に気を許して、

    こころの距離(間合い)も近くなっていきますよね?

    この徐々にこころの距離を近くしていく、

    詰めていくのを新陰流では間積り(まづもり)と呼んでいます。

    また、どのタイミングで話すか?

    これも、剣術的に言えば、

    どのタイミングで打つか?と繋がってきます。

    同じタイミングなのか?

    相手が言ってから、自分が言うのか・・?

    これを新陰流では拍子と呼んでいます。

    同じタイミングなら『当たる拍子』

    両手を叩いてパチンと音がするのと

    同じタイミングと思ってみてください。

    相手が言った後、自分が言う、

    言い方を変えれば、

    相手に言わせた後、自分が言うと言っても良いかもしれませんが、

    これを『越す拍子』と言っています。

    稽古の時だけではなく、

    私たちような1つのエピソードにも

    目に見える動作、耳で聞き取れる会話などの動き、

    目に見えないこころの動きにも、

    このような稽古で学んでいることも

    無意識に実際には行っているんです。

    ただ、こうしたことをきちんと行かせるには

    やはり、こころの安定、平穏が欠かせませんね。

     

    こころが安定したい、

    平穏でいたいと

    思ったら、体験セッションを受けてみませんか?

         

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    私の言う『こころの最適化』とは、

     

    あなたが持っていないものを

     

    新たに手にして改善して行くというのではなく、

     

    本来、持っているものを引き出すことです。

     

    ちょうど

     

    引き出しの奥にしまい込んでいた大切なものが

     

    目に見えなくなってわからなくなってしまった状態から、

     

    しまった場所を思い出してもらって、また目に届くところに置いてもらい、

     

    いつでも使えるようにするイメージです。

     

     

    最後まで読んでくださってありがとうございました。

     

     

     この後もこころの最適化を図って素敵なお時間となりますように。

     

     

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     寺石義和